2010年 04月 15日
入院してました(追記あり) |
人生初の入院から、本日退院してきました。全然突然ではなくて、計画的な入院です。ずっと良性腫瘍を抱えていたんですけど、それのせいでひどい貧血になってしまった私(でも体はちっとも辛くないので、普通に空手やマラソンしてた)。重い貧血をほっておくと先々よくない病気を引き起こす可能性があるということから、4泊5日の腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けることに。
入院も初めてなら手術も初めてだったけど(追記:レーシック手術受けてたの忘れてた。日帰りだったから)、不安ゼロでした。ワクワク感のほうが勝ってしまって。「全身麻酔で落ちるって、どんな感じなんだろ」「以前から興味があった病院食がやっと食べられる!」「術後はすぐに歩かされるんだよね。上手く歩けるのかな」などなど。私は初めてのことに対して、好奇心がハンパないのです。
病院探しだけは慎重にやりました。都内の評判のいい病院を6軒まわり、最終的に我が家から車で15分の病院に決定。まさに青い鳥は近くにいたという感じです。内装リフォームをしたばかりという院内はアジアンリゾート風で素敵。
4月11日の日曜日。午後2時に入院手続きをし、ゆっくりと翌日の手術にそなえる……はずが、急用が飛び込む。とても大切な用事だったので、イキナリ外出届を出し、外出。バタバタの入院初日でした。夜9時以降は飲食禁止。同室の人に挨拶をして、軽くおしゃべり。10時消灯。大人しく眠りに着く。
12日の月曜日。手術当日だから丸1日飲食禁止なのが辛い。私の手術は2番目で、午後3時から。点滴されたり、手術着に着替えたり、血栓防止靴下はいたり。
午後になって喜国さん、私の母、伯母が登場。皆とワイワイしゃべっていたら「筋肉注射しますね、痛いですよ~」とナースさん。これがもう叫び声をあげてしまうほどの痛さでした。この世にあんな痛い注射があったなんて! まだまだ知らないことって人生にはいっぱいあるんだな~と真剣に考えてしまいましたよ。
オペ看の方が「手術室で流す曲を選べますのでどうぞ」とリストを渡してくださる。私のお気にバンドが含まれていますようにとリストを必死で見る。ヘビメタは無かったので(そりゃそーだ)クイーンをリクエストしました。
私より先に手術だった同室の方が戻られ、いよいよ私の番。もちろんワクワクです。あの台に乗せられ運ばれて行くときなんか「ドラマみたいだ!」とテンション上がる上がる。手術台に乗せられたとき、かすかに聴こえるクイーン。ライトを興味津々で見つめていたら「麻酔入れますね」との声。急に景色が歪む感じ。「変な感じがします」と言った途端、落ちました。
目覚めたら病室に戻っていて、周りの人たちの声が聞こえるんだけど、とにかく息が苦しくてたまらない。まるで溺れているみたいなイメージ。「息が出来ない、息が」と訴えると、喜国さんが「大丈夫、由香ちゃん、息出来てるよ」と言ってる。ピロリロリンという音も聞こえる。私が喜国さんに「画像、撮っておいてね」とお願いしたから写メ撮ってるんだな……(注:この病院はエリアと時間帯の制限付きで携帯使用が認められています)。
結局、呼吸困難は花粉症が原因でした。飲食禁止で常備薬も飲めなかったので、花粉症の鼻づまり症状が出て、鼻呼吸が全く出来ていなかったんです。意識が朦朧としていたから、口呼吸だけでは呼吸している気がしなかったという。教訓。花粉の時期に手術はまじ危険!
13日の火曜日。昨日は傷口が痛くてたまらなかったけど、今日は起きあがれた。痛みをこらえつつ院内を歩いてみる。うん大丈夫。ベッドから体を起こすときが難しかったけど、それもすぐに慣れた。ご飯もしっかりいただき、点滴も終了したので、シャワーも浴びてみた。ガスを入れてお腹を膨らます術式ゆえ、お腹がぱんぱん。ガスは時間をかけて肩から抜けていくそう(不思議~)。普通のジーンズはしばらくはけないな。
14日の水曜日。痛み止めは昨日の朝食後に飲んだのみだけど、全然耐えられる。iPodでラムシュタインを聴きつつ、廊下をひたすら行ったり来たり。動物園のクマみたい。寝てばかりだと癒着すると聞いているので、とにかく歩く。のんびりとシャワー。夜には読書も出来た。くしゃみと咳は超怖い。ありえない激痛が走る。以下は廊下の画像。病院っぽくないですよね。 15日の木曜日。朝食後、本の続きを読みながら廊下を行ったり来たり。ナースさんに「本当に元気ですね」と言われる。運動をコツコツ続けていた甲斐があったのかな。ところで、私が入院していた病院には英国式リフレクソロジールームがあったのだ。大喜びでミニリフレをしていただく。お昼を食べ終えた頃、喜国さんが迎えに来てくれて、無事に退院。
食事は美味しかったし(もちろん全て完食)、ドクター&ナースの皆さん&その他スタッフの皆さんは明るくて優しい人ばかり。執刀医の先生とは半年前から手術の事前準備でお会いしていたんだけど、すごくこちらの話を聞いてくださる人で「空手? 大丈夫大丈夫。術後の経過がよかったら、すぐ復帰可能だから」と励ましを。同室の人もすごくいい人(ちなみに2人部屋)。想像以上に楽しい入院生活でした。私なんてリラックスしすぎて、パックなどしているところを回診に来たドクターに見られてしまうし(恥)。
手術ですが、私のかかえていた腫瘍が思ったより頑固だったそうで、予定時間を1時間半オーバーの3時間半の手術になりました。待っていた喜国さんもさすがに少し心配した模様。でも名医と評判のドクターのおかげで無事に手術も終わり、今は気分爽快。大事にしすぎず、でも無理はせず、通常運転に戻していく予定です。
ナースの皆さんは漫画好きの方がいっぱい。既に私のブログとかチェックしてくださってたみたい(見てますか~>皆さま)。退院の際『しばちゃん。』を1冊、ナースステーションに置いてきました。本が出たばかりでよかった。本当に色々ありがとうございました! 帰宅したら、サンフランシスコの友子ちゃんからお花が。ありがとー! くりかのにも会えたし、嬉しいな。
入院も初めてなら手術も初めてだったけど(追記:レーシック手術受けてたの忘れてた。日帰りだったから)、不安ゼロでした。ワクワク感のほうが勝ってしまって。「全身麻酔で落ちるって、どんな感じなんだろ」「以前から興味があった病院食がやっと食べられる!」「術後はすぐに歩かされるんだよね。上手く歩けるのかな」などなど。私は初めてのことに対して、好奇心がハンパないのです。
病院探しだけは慎重にやりました。都内の評判のいい病院を6軒まわり、最終的に我が家から車で15分の病院に決定。まさに青い鳥は近くにいたという感じです。内装リフォームをしたばかりという院内はアジアンリゾート風で素敵。
4月11日の日曜日。午後2時に入院手続きをし、ゆっくりと翌日の手術にそなえる……はずが、急用が飛び込む。とても大切な用事だったので、イキナリ外出届を出し、外出。バタバタの入院初日でした。夜9時以降は飲食禁止。同室の人に挨拶をして、軽くおしゃべり。10時消灯。大人しく眠りに着く。
12日の月曜日。手術当日だから丸1日飲食禁止なのが辛い。私の手術は2番目で、午後3時から。点滴されたり、手術着に着替えたり、血栓防止靴下はいたり。
午後になって喜国さん、私の母、伯母が登場。皆とワイワイしゃべっていたら「筋肉注射しますね、痛いですよ~」とナースさん。これがもう叫び声をあげてしまうほどの痛さでした。この世にあんな痛い注射があったなんて! まだまだ知らないことって人生にはいっぱいあるんだな~と真剣に考えてしまいましたよ。
オペ看の方が「手術室で流す曲を選べますのでどうぞ」とリストを渡してくださる。私のお気にバンドが含まれていますようにとリストを必死で見る。ヘビメタは無かったので(そりゃそーだ)クイーンをリクエストしました。
私より先に手術だった同室の方が戻られ、いよいよ私の番。もちろんワクワクです。あの台に乗せられ運ばれて行くときなんか「ドラマみたいだ!」とテンション上がる上がる。手術台に乗せられたとき、かすかに聴こえるクイーン。ライトを興味津々で見つめていたら「麻酔入れますね」との声。急に景色が歪む感じ。「変な感じがします」と言った途端、落ちました。
目覚めたら病室に戻っていて、周りの人たちの声が聞こえるんだけど、とにかく息が苦しくてたまらない。まるで溺れているみたいなイメージ。「息が出来ない、息が」と訴えると、喜国さんが「大丈夫、由香ちゃん、息出来てるよ」と言ってる。ピロリロリンという音も聞こえる。私が喜国さんに「画像、撮っておいてね」とお願いしたから写メ撮ってるんだな……(注:この病院はエリアと時間帯の制限付きで携帯使用が認められています)。
結局、呼吸困難は花粉症が原因でした。飲食禁止で常備薬も飲めなかったので、花粉症の鼻づまり症状が出て、鼻呼吸が全く出来ていなかったんです。意識が朦朧としていたから、口呼吸だけでは呼吸している気がしなかったという。教訓。花粉の時期に手術はまじ危険!
13日の火曜日。昨日は傷口が痛くてたまらなかったけど、今日は起きあがれた。痛みをこらえつつ院内を歩いてみる。うん大丈夫。ベッドから体を起こすときが難しかったけど、それもすぐに慣れた。ご飯もしっかりいただき、点滴も終了したので、シャワーも浴びてみた。ガスを入れてお腹を膨らます術式ゆえ、お腹がぱんぱん。ガスは時間をかけて肩から抜けていくそう(不思議~)。普通のジーンズはしばらくはけないな。
14日の水曜日。痛み止めは昨日の朝食後に飲んだのみだけど、全然耐えられる。iPodでラムシュタインを聴きつつ、廊下をひたすら行ったり来たり。動物園のクマみたい。寝てばかりだと癒着すると聞いているので、とにかく歩く。のんびりとシャワー。夜には読書も出来た。くしゃみと咳は超怖い。ありえない激痛が走る。以下は廊下の画像。病院っぽくないですよね。
手術ですが、私のかかえていた腫瘍が思ったより頑固だったそうで、予定時間を1時間半オーバーの3時間半の手術になりました。待っていた喜国さんもさすがに少し心配した模様。でも名医と評判のドクターのおかげで無事に手術も終わり、今は気分爽快。大事にしすぎず、でも無理はせず、通常運転に戻していく予定です。
ナースの皆さんは漫画好きの方がいっぱい。既に私のブログとかチェックしてくださってたみたい(見てますか~>皆さま)。退院の際『しばちゃん。』を1冊、ナースステーションに置いてきました。本が出たばかりでよかった。本当に色々ありがとうございました!
by yuka_kuniki
| 2010-04-15 23:00
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